別所温泉 花屋|大正ロマン溢れる登録有形文化財旅館

大正6年創業、国登録有形文化財にも指定される別所温泉にある旅館「花屋(はなや)」。

上田市に住みながらも、前々からこの花屋が気になっていて、機会があれば日帰り温泉でもいいから利用したいなと思っていたところ、泊まれる機会が訪れたので、早速、ご紹介致します。

文化財にも指定される花屋ってどんな旅館?

旅館花屋は、冒頭にも説明した大正6年創業の和の情緒漂う、昔ながらの造り、おもてなしを大切にしている旅館です。

6,500坪の敷地面積があり、宮大工が手掛け、建物自体見ていて惚れ惚れしてしまう、建物好きには旅館全体がアトラクションのような感じがする宿。

当時、そのままに伝統と趣を守り、備品・装飾を大切に使用し清潔に保ちつつ、一部を修繕していることもあり、国から文化財指定をされています。

花屋の立地もとても良く、別所温泉のメジャースポット北向観音や安楽寺、外湯の大湯などにも近く、別所温泉巡りにも最適な旅館です。

最初に花屋に訪れてびっくりするのが、入り口右手にあるこの土蔵です。ものすごく大きく、また創業当時から見た目を変えずに受け継いできているとのことで、当時からこのサイズだったと考えると昔から凄い旅館だったのが分かります。

花屋のおもてなし

今回花屋には、約束の15時よりも一時間早い14時に訪れました。(まさかの市内からの訪問だから、気が向いて向かったので大分早かったです;)

14時なので、まで館内清掃中なのですぐに入れませんでしたが、そんな早い時間でも入り口にはスタッフの方がいて、笑顔で対応してくれました。車を停めさせてもらって、別所温泉の場所をパンフレットで案内してくれました。

別所温泉のおすすめスポットは、以前まとめた【別所温泉】おすすめの観光スポット・見どころの記事でご紹介しています。

一旦、北向観音を向かいつつ、途中の足湯などをしながら時間を潰しました。

お出迎えはすぐさま対応

そして、15時になり再度訪れると、お待ちしておりましたとまた直様お出迎えをしてくれました。入り口には、びっくりするくらい綺麗に揃えられたスリッパが置かれています。

靴を脱いで整えようとすると、そのままで結構ですよと言ってくれました。この時点で丁寧さが違いますね。

受付は豪華な待合室にて

旅館を訪れると最初に待合室に案内され、最初に飲み物が運ばれてきました。

この日は暑かったので、ヒンヤリした梅のジュースでした。梅酒好きにはこの味がたまらないですね。

そして、受付はそのまま待合室で済ませ、お部屋へと案内されます。

花屋のお部屋 83番

10畳の本間

今回、泊まらせていただく部屋は、ゆったりした掛け流しの内湯があるお部屋83番です。

部屋は10畳の本間、6畳の次の間があるお部屋。

窓からの景色は緑溢れ、眺めていても気持ちがいい景色です。

庭に出て歩くこともできます。

暑い日でも緑に囲まれ、ヒンヤリしていますね。

6畳の次の間

次の間もあります。お部屋が広いのは嬉しいですが、薄暗く、鏡が置いてあるのであまり利用しませんでした;

大勢で利用する際には良いかも知れませんね。

掛け流しの内湯

部屋にある掛け流しの内湯です。

お湯は熱めだけど、窓を開けて入ると外のヒンヤリした小風が気持ちがいいです。

アメニティ・お菓子

花屋の家紋が入ったアメニティ「ハミガキセット、カミソリ、シャワーキャップ、ブラシ」もあります。

お部屋の机の上にはみすず飴も。甘くて美味しいですね。

上田市街地にはみすず飴本店があり、そちらも文化財になる昔からの造りの建物で、みすず飴で販売される様々な商品を試食することができます。上田に来たら、是非立ち寄ってみてください。

以前取り上げたみすず飴本店の記事はこちら「みすゞ飴 本店|観光スポットにもなる歴史的建物!100年愛される水飴

花屋 館内 渡り廊下

館内は棟ごとに渡り廊下で結ばれ、綺麗に手入れがされた庭園の中を歩くことができます。

庭園の中には池があったり、途中に水車があったりで、まるでアトラクションのような景色です。

渡り廊下はあちこちに枝分かれしていて、お客様によっては迷ってしまう方がいるようです。

花屋の温泉

花屋の温泉は3種類あり、全て館内の違う場所にあります。

渡り廊下を歩いていると各温泉の案内が設置されています。

どの部屋からも近い渡り廊下内にある温泉「大理石風呂」。大正の雰囲気がある温泉で有名です。私もこの温泉を目当てで今回訪れています。

大理石風呂と若草風呂については、時間で男女入れ替え制になります。

露天風呂だけ、外につながる道を歩いていくとあります。夜は少し怖いかもしれませんね。

温泉施設内は写真が撮れませんのでパンフレットでご紹介。

左から若草風呂、露天風呂、大理石風呂になります。

大理石風呂は昔ながらのステンドグラスと大理石がとても美しく、いつまでもこの場所にいて、この雰囲気を味わいたくなる温泉です。私も限られた時間で2度入りにいきました。

若草風呂は、温泉の横がすべて小窓になっていて、少し小窓を開けると、外からの涼しい風が入ってきてとても気持ちがいいです。(もし開けられる際は、他のお客さんに迷惑がかからない程度に開けるようにしてくださいね。)

露天風呂は、森に囲まれた温泉です。特に洗い場などはなく、外の開放感を楽しむことができます。場所的に若草風呂と合わせて行くと良いかもしれません。

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