上田城(上田城跡公園)の見どころはここだ!

上田城は天正11年(1583年)、真田昌幸によって築城された平城です。上田盆地の北部に位置し、千曲川の分流である尼ヶ淵に面していたこともあり、築城当初は「尼ヶ淵城」と呼ばれることもありました。

現在では、公園として多くの市民や観光客で賑わっていて、公園内には、眞田神社(真田神社)、市立博物館、招魂社、上田市民会館(2014年 閉館)、野球場などがあり、上田市で一番人気の観光スポットでもあります。

そんな上田城跡公園を今回、ご紹介したいと思います。

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上田城の歴史

前述でも述べたように、上田城は天正11年、信濃国小県の真田本城主でもあった真田昌幸によって、上田城は築かれました。

この上田城まもなく、天下にその名を知られるようになります。それは、この上田城に拠った真田氏が、二度にわたり徳川軍から攻撃を受け、撃退に成功したからです。

最初の合戦は天正13年(1585年)に行われ、徳川軍7千人余、迎え撃つ真田軍は2千人弱であった。しかし、真田軍は巧妙な戦術によって、徳川軍は思わぬ大敗となり、徳川軍の死者を1300人余を出し、真田軍は40人ほどであったといいます。

2度目の戦いは慶長5年(1600年)に行われ、関ヶ原の戦いに際してのものであります。
徳川秀忠軍は関ヶ原に向かう途中、上田へ押し寄せ、徳川軍3万8千人、上田城兵2千5百人ほどであったが、この時も徳川軍は上田城を攻めあぐね、この地に数日間も釘づけにされ、関ヶ原の戦いに遅れる大失態をしてしまいました。

上田城は、いわば地方の小城であったが、周囲の河川や城下町を含めた全体が、極めて優れた構造となっていたことが、学術的研究によって明らかになってきています。このような2度も実戦を経験し、輝かしい戦果をあげた城は、他に見ることはできないとされています。

しかし、慶長6年(1601年)、真田昌幸を属した西軍が関ヶ原の戦いで破れ、真田昌幸が紀伊国九度山に配流になると、上田城は徳川軍に破却されてしまいました。

かつては、本丸には7基の櫓(やぐら)と2基の櫓門がありましたが、現在では、櫓3棟、櫓門1棟のみを見ることができます。

上田城の見どころ

東虎口櫓門(ひがしこぐちやぐらもん)・南櫓・北櫓

東虎口櫓門(ひがしこぐちやぐらもん)・南櫓・北櫓
虎口とは、城の出入り口のことです。昭和24年(1949年)に城外にあった南櫓と北櫓が24年間を掛け移築復元され、また平成6年(1994年)に東虎口櫓門が復元され、かつての姿によみがえりました。

この東虎口櫓門は、2009年にブレイクしたアニメ映画「サマーウォーズ」でも登場し、多くのファンが見に来られるスポットでもあります。

真田石

上田城「真田石」
上田城「真田石」の案内板

東虎口櫓門右手の石垣にある高さ約2.5m・幅約3mの真田石。真田信之が松代へ移封する際、父・昌幸の形見として持って行こうとしたが、全く動かなかったことから父の知恵の深さに驚き、形見にすることを諦めたと伝えられる石です。

この真田石のほか、城内に使われている石垣のほとんどが、市街北方にある太郎山の緑色凝灰岩を使用していると言われています。

西櫓

上田城「西櫓」
上田城「西櫓」の案内板

西櫓は寛永3から5年(1626年から1628年)にかけて建てられた、上田城で唯一、江戸時代から現存している建物になります。この西櫓と北櫓、南櫓と共に、長野県宝に指定されています。

尼ヶ淵の河岸段丘(かがんだんきゅう)上に築かれた本丸隅櫓(西櫓)の外壁は、板張りとしその上から軒の部分までを塗籠(ぬりごめ)としています。これは寒さを凌ぐためだけでなく、防火にも優れ、攻めてくる敵から身を守るためにこのような建築様式にしていたと考えられています。

真田井戸

上田城「真田井戸」
上田城「真田井戸」の案内板

真田井戸は、本丸の唯一の井戸で、直径2メートル、深さは16.5メートルに達します。この井戸には抜け穴があり、城北の太郎山麓の砦や上田藩主居館に通じていたとされています。

上田城「真田井戸」の中

井戸の上に手を伸ばしてカメラで写しましたが、穴まで手が届きませんでしたが、穴は草に覆われて本当に深そうな感じがします。

本丸土塁の隅おとし

上田城「本丸土塁の隅おとし」
上田城「本丸土塁の隅おとし」の案内板

上田城本丸の北東(丑寅)の方角に位置する隅おとしは、鬼門にあたる方角から土塁の隅を切り込み「鬼門よけ」としたものになります。隅おとしは上田城の特徴のひとつでもあります。

東虎口櫓門・南櫓・北櫓内の見学

東虎口櫓門・南櫓・北櫓内の見学

東虎口櫓門・南櫓・北櫓内の観覧は、一般300円、学生(高校生以上)200円、子供(中学生以下)100円で入ることができます。

東虎口櫓門・南櫓・北櫓内の見学施設内
東虎口櫓門・南櫓・北櫓内の見学施設内2

施設内は、櫓の雰囲気や昔の上田城の様子、上田城の歴史、復元工事の様子、武者が使用した武器などが展示されています。

東虎口櫓門・南櫓・北櫓内の火縄銃体験コーナー
東虎口櫓門・南櫓・北櫓内からの眺め

火縄銃体験なども用意されていて、実際に火縄銃を持って、武者窓から人を狙ったりできます。(実際に打つことはできません)

東虎口櫓門・南櫓・北櫓内の木の盾
東虎口櫓門・南櫓・北櫓内の石落とし場

木の盾?や石落とし場も見ることができます。実際に覗き込むと、高くて、石なんて持ったら間違えて自分が落ちちゃうんじゃないかと思いました。

東虎口櫓門・南櫓・北櫓内の鎧兜
東虎口櫓門・南櫓・北櫓内の駕籠

真田幸村が所用した鎧兜の複製や真田信之の妻「小松姫」の遺骸を埼玉県鴻巣から上田まで運んだ駕籠などもあります。

上田市立博物館

上田市立博物館

上田市立博物館では、主に歴代上田城主の甲冑ほかの上田藩関係資料、織田信長所用革胴服(重要文化財)、染屋焼コレクション(重要民俗文化財)、正保の信濃国絵図(長野県宝)、養蚕資料、古文書類などがあります。

上田地方の中世以降の歴史・民俗の事を知るのにとてもオススメなスポットになります。

上田市立博物館別館

上田市立博物館別館

上田市立博物館別館にも、本館同様、いくつかの歴史資料が展示されています。

また、1階の一部スペースにはお土産屋や日本100名城スタンプラリーのスタンプも設置されていますので、スタンプを集められている方は、こちらの別館にてスタンプを押して下さい。

上田城の営業時間・アクセス

上田城跡公園には、駐車場が2つあり、以下、各駐車場の情報となります。

■上田城跡北観光駐車場(P1)
営業時間:24時間
料金:1時間以内/無料、1時間超~11時間以内/1時間ごと100円加算、11時間超~24時間以内/1,000円、24時間超/1日ごと1,000円を加算
住所:長野県上田市二の丸6256番地
アクセス:

■上田城跡駐車場(P2)
営業時間:24時間(イベント開催時は駐車禁止になります)
料金:無料
住所:長野県上田市天神2丁目3−13
アクセス:

また、資料館は以下のようになります。

▼上田市立博物館
営業時間:8時30分から17時(入館は16時30分まで)
定休日:水曜日、祝日の翌日、年末年始
電話番号:0268-22-1274
住所:長野県上田市二の丸3−3
アクセス:

上田城のおすすめポイント・まとめ

上田城跡公園は、日本全国に名を馳せた真田氏の居城で、真田氏の歴史を知るなら絶対に行ったほうが良いスポットになります。

また、特に真田氏に興味がなくても、公園内には樹齢100年を超えるケヤキ並木や約千本の桜と緑に囲まれていたり、神社などの施設もあるため、家族やカップルでゆっくりするのに利用しても良いと思います。



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